テレビの「偏向報道」、そのカラクリとは？

大手メディアが決して語らない5つの舞台裏

そのニュース、本当に「見たまま」ですか？

テレビのニュースを見ていて、「あれ？」と感じたことはありませんか？
映像は同じでも、ナレーションがまるで別の印象を作り出している――。
たとえば、ある政治家は「余裕」と評され、別の政治家は「焦り」と断じられる。

その根拠、本当に映像の中にあるのでしょうか。
実はそれ、テレビ局が意図的に作り上げた「物語（ナラティブ）」かもしれません。

ここでは、メディア関係者の分析をもとに、大手メディアが決して語らない“偏向報道”の手口を5つ紹介します。
ニュースの「裏側」を知れば、報道の見方がきっと変わります。

ある日の米中首脳会談。
TBSの情報番組『ひるおび』は、笑顔を見せるトランプ前大統領を「焦りのトランプ」、仏頂面の習近平主席を「余裕の習近平」と紹介しました。

しかし、実際の状況はまったく逆。
当時の中国は内政・経済ともに混乱の真っただ中で、習主席こそ「焦り」を隠せない立場でした。
それでも笑顔を見せないのは、国内の権力者から“弱腰”と見なされないため。

つまり、「仏頂面」は政治的パフォーマンスだったのです。
文化や政治の背景を理解せずに表情だけで印象を語ることが、いかに危ういか――。
これでは「中国のテレビ局か？」とツッコミたくなるほどの“偏向”です。

NHKがトランプ氏の会見を中継した際、ちょうど国歌が流れる瞬間に映像が激しく乱れたことがありました。
偶然でしょうか？それとも――。

長年、高度な中継技術を誇るNHKが、こんな“都合の良い事故”を起こす確率は限りなく低いと言われます。

また、「一部の声」だけを強調する報道も要注意です。
たとえば高市さんがマレーシアの慰霊碑を訪れた際、「戦争の記憶がよみがえる」と批判する一部の住民の声をわざわざ放送した局もありました。

数十万人規模の抗議なら報道価値はありますが、「ごく一部」の意見を取り上げるのは公平とは言えません。
放送局自身が“批判したい”という意図をにじませているケースが多いのです。

一見ささいな「映像の乱れ」や「誰かの声」も、報道の“演出”である可能性があります。

イスラエルとハマスの衝突が激化した際、TBSは中東情勢の解説者として、元「日本赤軍」幹部の娘・重信メイ氏を起用。
イスラエル大使から抗議を受ける事態となりました。

なぜ彼女が選ばれたのか。
TBSには長年、テロ組織や過激派に“理解を示す”ような報道姿勢があると指摘されています。
実際、報道幹部が過去に「テロは仕方ない」と発言したこともあると言われています。

つまり、テレビ局の“人選”は偶然ではありません。
番組の構成やコメント一つひとつが、局の思想や政治的立場を反映しているのです。

2006年、TBSのニュース番組『イブニング5』で、「731部隊」の戦争犯罪を特集する映像の中に、なぜか安倍晋三官房長官（当時）の顔写真が挿入されました。
しかもその横には「ゲリラ活動！」のテロップ。

内容とは全く無関係の写真が、なぜ放送されたのか。
その時期は自民党総裁選の直前――。
専門家は「安倍氏を戦争犯罪と結びつけ、印象を悪化させる狙いがあった」と分析します。

報道の中に潜む“悪意の編集”が、どれほど人の評価を左右するか。
この事件は、テレビの影響力の大きさと、報道倫理の脆さを痛感させるものでした。

なぜオールドメディアは、高市さんの新政権に厳しい姿勢を取るのか。
専門家はそれを「利権構造の崩壊への恐れ」と指摘します。

長年、メディアと一部の政治勢力は「ポリコレ」「再エネ」「多文化共生」といった“理想”を掲げながら、公金や補助金を得る仕組みを築いてきました。
この「綺麗事政治」の構造が、高市さんの“現実主義的な政策”によって揺らぎ始めているのです。

メディアにとって、高市政権は「夢想的な理想」ではなく「現実を直視する政治」の象徴。
だからこそ、徹底的に批判される――。
報道の裏にあるのは、イデオロギーと既得権益を守りたいという必死の抵抗かもしれません。

ここまで見てきた5つの事例に共通するのは、報道が“事実の紹介”を超えて“印象の操作”になっているという点です。
映像の切り取り方、コメントの選び方、誰を出演させるか――。
そのすべてが、視聴者に「こう感じてほしい」という意図で構成されています。

これからの時代、ニュースを鵜呑みにせず、「何を伝え、何を隠しているのか」を考える視点が必要です。
リモコン片手に、テレビの言葉を“そのまま信じない”勇気を持ちましょう。

それが、情報操作の時代を生き抜く第一歩です。