太陽光パネルの問題点!本当に「クリーン」なのか?

早苗ビジョン

高市さんが語る、見過ごされてきた太陽光発電の3つの盲点

太陽光発電といえば、環境にやさしい「クリーンエネルギー」の代表格。
しかし、高市さんが自身のYouTubeチャンネルで明かしたのは、その明るいイメージの裏に潜む“知られざる危険”でした。
今回は、高市さんが指摘した「太陽光パネルの3つの問題点」をわかりやすく整理してご紹介します。

廃棄時に潜む危険 ― 土壌汚染と火災リスク

太陽光パネルは、寿命を迎えたときや台風などで壊れた際に、思わぬリスクを生み出すことがあります。

たとえば、一部のパネルには鉛やセレンなどの有害物質が含まれています。
これらが適切に処理されず埋め立てられると、土壌汚染を引き起こす恐れがあるのです。

さらに意外なことに、太陽光パネルは取り外された状態でも発電を続けます
太陽光が当たれば通電するため、放置されれば感電や火災事故の原因になりかねません。

高市さんはこうした問題について、「廃棄時のルール整備が追いついていない」と警鐘を鳴らします。
「環境に優しいはずの製品が、最終的には環境を汚してしまう」――そんな矛盾が、政策の不備によって生まれているのです。

山を削ってパネル設置? ― 景観と安全の二重リスク

もうひとつの問題は、設置場所のあり方です。
山林を切り開いてパネルを設置するケースでは、美しい景観が損なわれるだけでなく、土砂災害の危険も増しています。

高市さんのもとには、農地の斜面に設置された小規模パネルが雨で土を削り、土砂災害のリスクを高めているという現場からの声が数多く届いているといいます。

実際、景観破壊や水質汚染をめぐって訴訟に発展した例もあり、地域の人々との摩擦も生まれています。

高市さんはこう語ります。

「太陽光発電っていうのは、適切な場所で安心して使えるなら本当に素晴らしい再生可能エネルギーです。
でも、景観や安全、土壌・水の汚染などについては、行政がもっと前に出て、しっかりルールを作っていかないといけません。」

つまり、高市さんは「太陽光発電そのもの」を否定しているのではなく、「設置や運用のあり方」に問題意識を向けているのです。

森を切って“エコ”を語る? ― 本末転倒のCO2ジレンマ

「CO2を吸収する山林を切り開いてまで、太陽光パネルを設置するべきなのか?」

高市さんに寄せられたこの質問こそ、環境政策の根本的な矛盾を突いています。

私たちはこれまで「森林は地球の肺」と教えられてきました。
それなのに、再生可能エネルギーを増やすためにCO2吸収源である森を伐採する――これは本当に“エコ”と言えるのでしょうか。

高市さんは、こうしたプロジェクトの認可には、環境省や経産省、自治体が連携して環境全体への影響を総合的に評価すべきだと主張します。

【高市早苗に聞く】 太陽光パネル問題

部分的なメリットを優先して、自然全体のバランスを崩すことになっては本末転倒。
「何を守るための環境政策なのか」という問いを、私たちは改めて考える必要があります。

おわりに ― 真の“クリーン”を目指すために

高市さんが問題視しているのは、太陽光発電そのものではなく、「考えなしの導入」です。

パネルの設置から廃棄までを含めたライフサイクル全体を見据え、安全で持続可能なルールづくりを進めていくことが欠かせません。

実際、高市さんの働きかけによって、これまで規制の対象外だった小規模設備にも土砂災害防止のための安全ルールが整いつつあります。

環境を守るためのエネルギーが、別の環境破壊を生まないように。
太陽光発電の「光」と「影」の両面を見つめながら、本当に持続可能な社会とは何かを、私たち一人ひとりが考えていくことが大切です。

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